二酸化塩素とは
二酸化塩素(ClO2)は、塩素に似た構造をもつ酸化剤であり、その最大の特長は、バイオフィルム対する高い浸透性と広いpH領域における優れた除菌力にあります。通常、塩素消毒では、バイオフィルムに保護された微生物に対して十分な効果は期待できませんが、二酸化塩素は、バイオフィルムに浸透し破壊することで、内部の微生物を効果的に除菌することが可能です。アルカリ性の水質でも、その除菌効果はほとんど変わらないため、温泉や冷却塔水のレジオネラ対策に非常に有効な除菌剤です。

二酸化塩素の主な特長
- 水道水の消毒や食品殺菌料として使用されている、安全性の高い成分です。
- 細菌、真菌、芽胞、ウイルス、原虫など、幅広い微生物に対して高い除菌力を発揮します。
- アルカリ性の水質でも、除菌力の低下がほとんどありません。
- バイオフィルムに保護された微生物を、効果的に除去します。
- トリハロメタンなどの発ガン性物質をほとんど発生しません。